ジャカルタモーターショー、ダイハツブースのステージ裏手、そこは商談スペースかと思いきや親子が集まる一角があった。
インドネシア国内デザインであるダイハツ『A-concept』の若手デザイナーたちが、クレイモデルの削り方やコンピュータを使ったデザインスケッチの書き方を、体験を交えて教えていた。
2014年に100万台市場に、2018年には200万台市場になると予想されるインドネシアでは、この子たちが車を運転できるようになるころに所得と車の価格がバランスする。ダイハツ伊奈社長自ら登場し「インドネシア市場に賭けています」と語るだけにダイハツは子供たちを将来顧客としてでけでなく、将来のクルマの創り手として見ていることがうかがえる。