クラウド基盤を活用、プレス機の保守支援

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 富士通は2日、栗本鐵工所と共同で栗本鐵工所の顧客の場所に設置された鍛造機械プレスを遠隔で保守するためのインフラを構築したと発表。栗本鐵工所が8月より「クリモト遠隔保守サービス」として提供を開始する。

 同サービスは、富士通のクラウド基盤を活用した「FENICS II M2Mサービス」を利用して、顧客先に設置された鍛造用機械プレス「C2Fシリーズ」の保守情報をオンデマンドで取得する仕組みと、既存の栗本鐵工所の保守支援システムとを連携させる。

 これにより海外でのトラブル発生時に、栗本鐵工所の専門技術員が該当機械の状況を日本からリアルタイムに把握し、遠隔での復旧や顧客企業の作業員へのサポートを実施することができるとしている。富士通は、「機械停止時間の最小化・過去履歴などのノウハウ共有・原因調査を目的とした専門技術員派遣に必要な費用の削減が可能となる」とコメント。

 今後栗本鐵工所は、同サービスの対象製品や用途、地域を拡大していくとともに、設備稼働情報にもとづいた製品開発や予防保全提案をおこなっていく。同社は3日~6日に東京ビッグサイトで開催される「プレス・板金・フォーミング展(MF-Tokyo2011)」に出展する。

富士通、遠隔で鍛造機械プレスを保守できるインフラ「クリモト遠隔保守サービス」を発表

《編集部@RBB TODAY》

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