トヨタ伊地知専務、中国での2011年販売計画に自信

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタ自動車・伊地知隆彦専務
トヨタ自動車・伊地知隆彦専務 全 3 枚 拡大写真
トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は2日、今年の中国での販売について東日本大震災前に策定した計画台数である90万台の達成に自信を示した。伊地知専務は同日開いた決算会見後、一部報道陣に対し語った。

伊地知専務は中国市場について「日本メーカーの供給不足で市場が落ちているのか、市場全体が政府の経済政策で落ちているのか、ちょっとわかりにくいところある」としながらも、「その中でも我々は期初(計画)の90万台はやっていけると思う」と述べた。

さらに伊地知専務は「震災の影響でタマ不足で苦しんではいるが、終わった7月(の販売)が130%くらいだったので、タマさえ揃えば戦えるぞという気持ちにはなっている」と強調した。また供給不足からの挽回策として「中国ではカムリとカローラが主力車種で、いわゆる販売施策を、ここに集中させる」考えを明らかにした。

トヨタの7月の中国での販売実績は前年比28%増の8万2500台。この結果、今年1月から7月までの累計販売台数は前年同期比2.4%増の43万7000台になった。トヨタの中国での暦年ベースの販売計画である90万台は、前年に対して6%の伸びを見込むことになる。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  2. 24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  5. 「そういう時代か…」中国で生きていたホンダの最高級ミニバン『エリシオン』が話題に、「これなら日本でも売れる」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る