雪国型メガソーラー、発電量100万kWhを達成 計画前倒し

自動車 ビジネス 国内マーケット
雪国型メガソーラー
雪国型メガソーラー 全 1 枚 拡大写真

昭和シェル石油と新潟県は、新潟県の補助事業と新エネルギー導入促進協議会の「地域新エネルギー等導入促進事業」を活用した『雪国型メガソーラー』(大規模太陽光発電所)で、年間発電量目標値の100万kWhを約40日前倒しとなる7月25日に達成した。

新潟県と昭和シェル石油が共同で取り組む雪国型メガソーラーは、日本初の商業発電施設として2010年8月31日から運営を開始した。施設では一般住宅約300軒分に相当する出力1000kWを発電する能力を持つ。発電した電力は、東北電力を通じて近隣地域へ供給している。

雪国型メガソーラーは稼働1年間で100万kWhを発電する計画だったが、計画を上回る発電量があった。降雪や、冬季に曇り空の多い新潟でも、高い発電性能が確認されたとしている。

同施設は、新潟県が提唱する次世代エネルギーパークの一施設として、地域の子供、企業などがエネルギーについて学べる見学施設や教室を併設しており、見学者数は運転開始以来延べ2000人を超えている。

施設では、昭和シェル石油の子会社であるソーラーフロンティアが生産するCIS太陽電池を使用。このCIS薄膜太陽電池は、他の量産レベルの薄膜系太陽電池に比べて高い変換効率を持つ。さらに実際の使用条件下で高い発電量が見込まれる。これは、設置後の発電量が規格に比べ上昇するという光照射効果や、温度による影響を受けにくいため、シリコン系太陽電池に比べて幅広い気候条件で高い発電能力を発揮できることによるもの、としている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る