丸順が発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比64.0%減の2億6600万円と大幅減益となった。
売上高は同20.3%減の86億1100万円だった。東日本大震災の影響で主要納入先のホンダが生産活動を停止したことなどから、同社の受注も低迷した。特にメイン商品である車体プレス部品は、長期間の減産を余儀なくされたほか、金型も、顧客の新機種開発計画が延期されるなどしたため、生産計画を大きく変更する必要に迫られた。
海外では、タイや武漢は好調だったものの、広州は他社部品メーカーとの受注競争が激化、顧客の生産車種の切り替わりもあったため、生産は減少した。
利益は減収の影響で経常利益は同66.2%減の2億0900万円と大幅減益となった。
当期純利益は同64.9%減の1億0900万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。