少年補導および保護の概況…2010年

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非行少年等の検挙・補導人員の推移(平成13年~平成22年)
非行少年等の検挙・補導人員の推移(平成13年~平成22年) 全 9 枚 拡大写真

 警察庁は8月8日、「平成22年中における少年補導及び保護の概況」を取りまとめて公表した。

 資料は、「第1章 少年の非行等」「第2章 福祉犯の取締り」「第3章 少年が主たる被害者となる刑法犯」「第4章 児童虐待事件の検挙状況」「第5章 少年相談」の構成となっている。ここでは、第1章の20歳未満の少年の非行等についてみることにする。

 平成22年中の刑法犯少年は85,846人(前年比4,436人減)、特別法犯少年は7,477人(同477人増)、交通事故に係る自動車運転過失致死傷等は23,615人(同668人減)、道路交通法違反は289,624人(同28,040人減)、不良行為少年は1,011,964人(同1,876人減)などとなっている。

 過去10年間の刑法犯総検挙人員に占める少年の割合は、26.6%で、前年を0.5ポイント下回った。

 刑法犯少年を男女別に見ると、男子が6万8,665人(80.0%)、女子が1万7,181人(20.0%)で、前年に比べ男子が3,101人(4.3%)減少し、女子は1,335人(7.2%)減少した。また、刑法犯少年に占める女子の割合は20.0%で、前年を0.5ポイント下回った。

 刑法犯少年の非行時間帯別の構成比を、昼間(6時〜18時までの間)、夜間(18時〜翌日の6時)別に見ると、昼間が55.1%、夜間は44.6%と昼間のほうが多く、時間帯別では16時から18時までの間が20.2%ともっとも多い。また、非行の原因・動機にみてみると、「利欲」(84.0%)、「遊び・好奇心・スリル」(5.7%)、「性的欲求」(0.8%)、「その他」(9.4%)などとなっている。

 平成22年に警察が取り扱った校内暴力事件は、事件数1,211件、検挙・補導人員1,434人、被害者数1,298人で、前年に比べ事件数は87件(7.7%)、検挙・補導人員は75人(5.5%)、被害者数は61人(4.9%)それぞれ増加している。このうち、教師に対する暴力事件は、事件数688件、検挙・補導人員712人、教師の被害者数759人で、前年に比べ事件数は24件(3.6%)、検挙・補導人員は35人(5.2%)、教師の被害者数は7人(0.9%)それぞれ増加した。

 また、平成22年に警察が取り扱ったいじめに起因する事件数は133件で、前年に比べ30件(18.4%)減少した。

刑法犯少年の非行時間帯、最多は16〜18時…警察庁調べ

《前田 有香》

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