三菱自動車をエジプトで控訴---代理店契約めぐり

自動車 ビジネス 企業動向

三菱自動車は、エジプトの販売会社から販売契約解消による損害賠償を請求されていた件で、昨年10月27日に販売会社が控訴していたと発表した。

三菱自動車はエジプトの同社の販売会社だったMASRIAに対して、販売店契約規定に沿って契約期間が満了する2010年7月20日付けで、契約を終了すると通知した。

これに対しMASRIAは三菱自動車の解約通知を合理的根拠のないものとして、2010年2月20日付で、エジプト・アラブ共和国内裁判所に販売店契約の期間延長、これが認められない場合の予備的請求として9億USドルの損害賠償を請求する訴訟を提起した。2010年10月26日にエジプト・アラブ共和国内裁判所は、原告の訴えを却下する判決を出した。

MASRIAは判決を不服として2010年10月27日に控訴した。

三菱自動車では解約通知は契約に従ってなされた合法的なもので、原告の請求原因には合理性がないことなどから、控訴審でも引き続き主張の正当性を立証し、争っていく方針。

一方、三菱自動車では控訴された事実の開示が遅れていたとして、今後開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  4. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る