ニッキが発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比16.6%増の23億6600万円、経常利益は同26.6%増の2億0300万円。増収増益となった。
同社では一部に震災に伴う生産調整の影響があったものの、自動車機器、ガス機器、汎用機器の各部門で前年同期の売上高を上回った。
損益については為替差損の影響があったものの、売上高の増加に伴い、営業利益は同3.3%増の2億2700万円。純利益は、同社所有土地の一部を道路用地とし譲渡。固定資産売却益4億7400万円を特別利益として計上したことで同365.9%増の6億6000万となった。
セグメント別では、自動車機器事業は気化器の販売が前年並の水準で推移し、売上高は同0.3%増の3億2200万円、セグメント利益は同63.7%減の1200万円。
ガス機器事業は、売上高が同45.1%増の9億9000万円、同利益は同47.3%増の1億円。汎用機器事業は売上高が同4.0%増の13億9900万円、同損失は1500万円(前年同期は100万円の損失)。不動産賃貸事業は売上高が同横ばいの1億2600万円、同利益は同0.3%減の1億0500万円となった。