【慶大電動バス 試乗】デザイン・機能性にもこだわった

エコカー EV
慶應義塾大学の電動フルフラットバス
慶應義塾大学の電動フルフラットバス 全 5 枚 拡大写真

慶應義塾大学の電動フルフラットバスが、8月23日に神奈川県藤沢市で試乗会を行った。腰の低いボディ、前後4輪ずつの8輪車という、既存の国産バスとはまったく異なるパッケージングがまず目を引くが、同大学電気自動車研究室教授の清水浩氏は、構造面でも斬新さにあふれていることを試乗中に解説した。

「ボディは軽量化を図るためにオールアルミ製としました。国内では調達できない素材もあったので、それらについてはヨーロッパから輸入しました。ちなみにボディパネル内には、エアコンによる電力消費を抑えるために、断熱材を入れてあります」

車内の雰囲気も既存のバスとはまるで違う。床は前から後ろまで低く、窓は低い位置から大きく広がっている。白い壁、ライトグリーンのシートや手すりのおかげもあって、とにかく明るい。

「クッションが薄いシートは、ヨーロッパの路線バスに使われているタイプを用いています。ただしこちらについては日本人の好みに配慮して、クッションを少し厚くしています、サイドウインドーはポリカーボネイト製ですが、これは軽量化と断熱性能を考えた結果です」

インホイールモーターやコンポーネントビルトイン式フレームなど、独創的なメカニズムに注目が集まりがちな慶大電動バスだが、パッケージングやマテリアル、デザインについても、文字どおり目を楽しませてくれる存在だった。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る