パナソニック、ソーラーカーレースに参戦する東海大チームを後援

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パナソニックは、オーストラリアで10月16~23日に開催される世界最大級のソーラーカーレース「2011ワールド・ソーラー・チャレンジ(2011WSC)」に参戦する、東海大学のソーラーカーチームとスポンサー契約を締結することで合意した。

同社は世界最高水準の変換効率を持つHIT太陽電池と高容量のリチウムイオン電池を提供する。

WSCは、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの3021kmをソーラーカーで縦断しタイムを競うレースで、大学や企業をはじめ、世界中から多くのチームが参戦する。2009年の前回大会では、同社のリチウムイオン電池を搭載した東海大学チームが優勝した。

同社が今回提供するHIT太陽電池は、結晶シリコン基板とアモルファスシリコン薄膜を用いて形成した独自開発のハイブリッド型太陽電池。高い変換効率や高温時の特性に優れ、面積あたりの発電量が多いという特長を持つ。WSCは、搭載可能な太陽電池面積が限られるため、変換効率が高く単位面積当たりの発電量が多いHIT太陽電池がソーラーカーの性能向上に適している。

また、同社が提供する二次電池は、円筒形18650サイズの高容量リチウムイオン電池で、同社独自のニッケル系正極を採用した業界最高レベルのエネルギー密度を持ち、高容量・高耐久・軽量で、長い駆動時間と電池パックの軽量化につながる。

WSCではソーラーカーに搭載する二次電池の重量にも制限があるため、同社製リチウムイオン電池は高い評価を受けている。今回、東海大学の他にオランダのデルフト工科大学やトゥウェンテ大学、米国のスタンフォード大学やカリフォルニア大学、シンガポールの南洋工科大学の各チームにリチウムイオン電池を提供する。

同社では、量産型の太陽電池で世界最高水準の変換効率のHIT太陽電池と高容量リチウムイオン電池を組み合わせた創エネ・蓄エネ連携によるエナジーソリューションの提供により、過酷な環境下で行われるソーラーカーレースにチャレンジする東海大学チームをバックアップする。

《レスポンス編集部》

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