【新聞ウォッチ】米アップル・ジョブズCEO 突如退任のショック度

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アップルCEOを退任したスティーブ・ジョブズ
アップルCEOを退任したスティーブ・ジョブズ 全 6 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年8月26日付

●小沢元代表、前原氏不支持へ、民主代表選あす告示(読売・1面)

●津波試算副社長に報告、福島第一「10メートル超」立地副本部長にも(読売・1面)

●「ジョブズ後」アップル試練、チーム型経営移行かCEO退任(読売・8面)

●中国、迷う次世代車戦略、EV?HV?割れる議論(朝日・9面)

●極東ウラジオ新車に注視、日本中古車大消費地、企業誘致政府後押し(朝日・12面)

●円、実は高くない?実質実効為替レート95年の3分の2(毎日・6面)

●首相きょう退陣表明原発対応再検証(産経・1面)

●新型クーペ、ベンツ堂々(産経・11面)

●電気自動車、GM、LGと共同開発、次世代型、設計段階から(日経・11面)

●米運用大手、マツダの筆頭株主に(日経・15面)

ひとくちコメント

カリスマ経営者として知られる米アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が突如退任したことで、IT業界に衝撃が走っている。

取締役会と社員に宛てた手紙の中でジョブズ氏は「CEOとして業務遂行が難しくなった場合には速やかに伝えると常々申し上げてきた。残念ながら、その日が来た」と綴ったという。56歳という年齢だが、2004年にすいぞうがんの手術を受けるなど、今年1月には病気休養を発表。日常業務は後任CEOのティム・クック氏に任せてきた。健康悪化が辞任理由とみられている。

ジョブズ氏のCEO辞任の第一報は25日の夕刊で伝えられたが、きょうの朝刊では「アップル求心力試練」(朝日)、「製品開発力維持カギ」(毎日)、「カリスマ去りIT乱戦」(日経)などと、各紙がこれまでの功績と今後の課題について詳しく取り上げている。

ジョブズ氏は自由な発想と斬新なアイデアで『iPod』など次々にヒット商品を出すなど、「IT産業全体の成長に貢献した」(朝日)ことは説明するまでもない。CEO辞任発表後、24日の米株式市場の時間外取引でアップル株式は一時、同日終値に比べて7%近く値下がりしたという。

その後アップル株は買い戻されたものの、トップ交代だけの材料で株価が急落するケースも珍しい。おそらく、日本の経営者では、出処進退で株価に影響を与えそうなのは81歳の高齢にもかかわらず現役を続けるスズキの鈴木修会長兼社長ぐらいではないだろうか。

《福田俊之》

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