【新聞ウォッチ】民主代表選、「ドジョウが出てきてこんにちは…」

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日産ティアナ
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年8月30日付

●岡田氏、重要閣僚に起用、きょう野田首相指名(読売・1面)

●野田新代表、復興・円高対策対急務(読売・3面)

●現代自動車会長、355億円寄付へ、育英資金に(読売・6面)

●韓国企業招き展示会、トヨタ(読売・8面)

●電力制限、前倒し解除、東電9日、東北電被災地2日まで(朝日・1面)

●自動車部品輸入を拡大、日産・トヨタ円高うけ方針、日産・志賀COO「採算悪い車種では4割検討」(朝日・9面)

●EV充電器普及協議会長を退任、東電会長(毎日・8面)

●非正社員38.7%最高更新昨年10月時点、人件費抑制背景に(東京・3面)

●「TOKIO」の山口達也さん無免許(東京・28面)

●マツダ小型車ベトナム生産、中長期の成長見越す(日経・11面)

●日産「ティアナ」の国内生産終了、来年内に販売減と円高で(日経・12面)

●デンソー、カーエアコンやメーター、種類数半減へ(日経・12面)

●富士重、新型「カムリ」生産、米工場で年産10万台(日経・12面)

●買い物や送り迎え、日常生活でレンタカー(日経・31面)

ひとくちコメント

決選投票の末、民主党の新代表には松下政経塾一期生の野田佳彦氏が逆転勝利した。きょうの衆参両院本会議で、第95代、62人目の首相に指名される。ちょうど2年前に政権交代が実現してから民主党政権下で3人目の首相が誕生する。

きょうの各紙をみると、1面にそろって政治部長の論評を掲載しているが、読売は「政治を前に進めよ」、日経も「前に進む政治、取り戻せ」。朝日は「国民と向き合って」、毎日は「政治に熟成の力を」、東京は「政治が消え去らぬように」と国民のための政治を取り戻してほしいなどと要望。こうした中、産経は「民主の自壊が始まった」と大連立民主党は自壊過程に入ったのではないかと指摘している。

「NODA Who?、見えぬ実像期待と警戒」(日経)というように、海外メディアなどは知名度の低さをうかがわせる論評も多いが、日本の国民も馴染みはイマイチ。

代表選での演説は、まるで成人式の「青年の主張」のような雰囲気だったが、貧乏農家の両親のもとで育ち、派手さはない自身の外見について「選挙区は都市部だが、なぜかシティボーイに見えない理由はそこにあるかもしれない」と述べ、「金魚の真似をしても仕方がなく、泥臭いく国民のために汗をかいて働き、政治を前進させる“ドジョウの政治”をめざす」と訴えた。

このため、野田氏の素顔を紹介した記事では、「街頭で信頼を築く」(毎日)、「泥臭い庶民派」(産経)、「手堅く泥臭き」(日経)、「親分肌若手が信頼」(東京)などと取り上げている。

ちなみに、決選投票の結果を歌詞に例えれば、「傀儡」候補が敗れて「涙君さようなら」「ドジョウが出てきてこんにちは」ということになろうか。

《福田俊之》

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