【新聞ウォッチ】野田新首相を選出、閣僚人事サプライズはあるのか?

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年8月31日付

●新首相に野田氏、民主幹事長輿石氏、政調会長前原氏、国対委員長平野氏、海江田氏重要閣僚で調整(読売・1面)

●車国内生産9.4%減、7月前年の「駆け込み」反動(読売・8面)

●マツダ年2000台、ベトナムで生産、現地組み立て方式(朝日・9面)

●東電が賠償基準、「4人家族450万円」例示(毎日・1面)

●TPP推進、円高是正を、経済界、新首相に期待(毎日・4面)

●独ボッシュ、調達先分散、半導体など電子部品で(日経・13面)

ひとくちコメント

民主党の野田佳彦代表が衆参両院本会議での首相指名選挙で第95代、62人目の首相に選出された。直ちに、党執行部人事に着手し、幹事長に輿石東参院議員会長、政調会長に前原誠司前外相、国会対策委員長に平野博文元官房長官、幹事長代理に樽床伸二衆院国家基本政策委員長を起用する人事を内定した。

きょうの各紙も党執行部人事について取り上げているが、1面トップは全紙が「民主幹事長に輿石氏」である。なぜ、幹事長人事が注目されているのかといえば、輿石氏は小沢一郎元代表に近く、しかも、参院議員会長。幹事長ポストを参院から起用するのは初めてのケースだからだ。

「これまでとは違う。全員野球の政治を実現したい。そんな意欲は感じられるが、内輪もめを繰り返してきた民主党に可能だろうか」と疑問を投げかけているのが読売の社説。

東京は「この人事を政治停滞を脱して政策を実現する第一歩としてほしい」とお手並み拝見。一方で、産経の主張は「輿石幹事長に唖然とする」との見出しで「輿石の起用で、野田氏が小沢氏の要求に屈服したようにもみえる」と批判している。

党執行部人事が内定したことで、焦点は閣僚人事に移っているが、下馬評では「党代表選に立候補した海江田経済産業相と鹿野農相を重要閣僚として処遇する方向で調整」(読売)、「官房長官、岡田氏軸に」(日経)、「官房長官、岡田・藤村氏で調整」(朝日)などと取り沙汰されている。

以前、小泉首相時代はトヨタ自動車会長だった奥田碩氏を財務大臣に起用することも浮上したが、奥田氏は「総理大臣なら引き受けてもいい」と切り返して断ったというエピソードもあった。野田新首相が提唱するノーサイドによる党内融和も結構だが、民間からの登用などアッと驚くサプライズ人事も期待したいところである。

《福田俊之》

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