本田技研工業は5日、ホンダ『CR-Z』(6MT車のみ)の原動機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年12月24日~11年6月14日に製作された7783台。
ハイブリッド車の補助動力モータを制御するECUのプログラムが不適切なため供給可能電力が低下。その状態で発進時や停止直前にエンストした場合、ECUがモータに送電を要求し続けるため、モータが逆転し、進行方向と逆に微速で走行するおそれがある。
全車両、モータECUを対策プログラムに書き換える。
不具合発生はなく、社内試験で発見した。事故は起きていない。