新東名の的場高架橋、ホタルを守って竣工

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新東名の的場高架橋。左上:ホタル観賞会、右下:自然体験学習
新東名の的場高架橋。左上:ホタル観賞会、右下:自然体験学習 全 1 枚 拡大写真

三井住友建設は、同社が施工を進めてきた新東名高速道路の的場高架橋など2橋(PC上部工)工事が竣工したと発表した。

橋の特徴は、架橋地点にホタルの生息地として有名な的場川があり、ホタルの生育環境に影響を与えず、環境への影響を最小限に抑え生物多様性を保全できるよう工事箇所に支保工を建て込む必要のない「プレキャストセグメント張出し工法」を採用したこと。

具体的には、工事の施工で、Cランプ第三橋以外の施工法を場所打ち工法からプレキャストセグメント張出し工法に変更し、的場川の周囲に支保工などの仮設構造物を設けないことで、河川空間も含めた現状のホタルの生息域を確保した。第二に、橋梁直下の工事現場内にビオトープを設置して、ホタル生息域の拡大と産卵場所の増設を目指した。

また、工事現場にホタルの産卵場としてビオトープを整備し、NEXCO中日本、富士常葉大学、地元自治会、NPO法人らとの協力してホタル鑑賞会や自然体験学習などの活動に取り組んできた。

竣工後もビオトープは残され、豊かな自然と生物多様性の保全への役割を担う。

《レスポンス編集部》

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