ダイムラーは5日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の8月世界セールスの結果を発表した。総販売台数は、8月としては過去最高の9万3162台。前年同月比は7.4%増と、22か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、メルセデスベンツが前年同月比7.9%増の8万7384台。スマートは5778台を販売し、前年同月比は0.5%増と8か月連続で前年実績をクリアした。
市場別では、西欧が前年同月比13.8%増の3万2940台と回復。うち、地元ドイツが23.2%増の1万9412台と牽引した。香港を含む中国も、3.2%増の1万3812台と回復を見せる。
一方、これまで好調だった米国は、前年同月比1.9%減の1万8477台と後退。インドは20%増、ロシアは52.8%増、ブラジルは40.3%増と、いわゆるBRICs諸国では、引き続き好調だ。
メルセデスベンツブランドでは、大幅改良を受けた『Cクラス』が、前年同月比9.7%増と人気。SUVでは、『Mクラス』がモデル末期にもかかわらず8.1%増、『GLK』が16.2%増を記録した。2011年1-8月で見ると、『Eクラス』が前年同期比5.6%増の22万1682台、『Sクラス』も11.4%増の4万5703台と売れている。
メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の2011年1-8月世界累計セールスは、前年同期比8.4%増の86万7379台。同社のヨアヒム・シュミット販売担当副社長は、「年間135万台以上の販売目標に向けて、順調な足取り」と述べている。