日産自動車の中国法人は5日、8月の新車販売結果を明らかにした。総販売台数は約9万4700台。前年同月比は26.1%増と、7月の26%増に続いて、4か月連続で2桁増を達成した。
好調な販売の原動力が、2011年1月に投入した新型『サニー』(現地名:『陽光』)。同車は、中国合弁の東風日産が発売しているモデルで、北米向けの『ヴァーサセダン』の兄弟車に当たる。また、『シルフィ』も順調に売り上げを伸ばした。
日産は中国において、沿岸部だけでなく内陸部でもディーラーネットワークを構築。これも、好調な販売を維持している要因として指摘できる。また、東日本大震災後の減産を、早期に解消したのも大きい。
日産の2011年1-8月中国累計新車販売台数は、前年同期比20%増の約78万9300台。同社は7月末、2015年末までに中国における新車販売台数を、現在の約2倍の230万台に引き上げると宣言している。