出会い系サイトでの被害、低年齢化が顕著に

自動車 テクノロジー ネット
出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する被害児童数等の対比
出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する被害児童数等の対比 全 3 枚 拡大写真

 警察庁は9月8日、「平成23年上半期の出会い系サイト等に起因する事犯の検挙状況」について発表した。

 出会い系サイトに起因する事犯の検挙件数は497件(前年同期比41件減)で、被害にあった児童は133人(同8人減)でいずれも減少傾向にある。

 一方、SNSやプロフィールサイトなど、出会い系サイトを除く「コミュニティサイト」に起因する事犯の検挙数は726件(前年同期比4件減)。被害に遭った児童は546人(同55人減)で、平成20年の統計開始以来、初めて減少に転じたという。

 警視庁が公開した資料では、出会い系サイトとコミュニティサイトそれぞれの事犯について、罪種別・年齢別の被害児童数を比較している。それによると出会い系サイトの被害児童数がもっとも多かった罪種は、「児童買春」の79人で全体の59.4%となった一方、コミュニティサイトでは「青少年保護育成条例違反」の304人(全体の55.7%)だった。

 年齢別の被害児童数では、出会い系サイトでは16歳が41人(30.8%)ともっとも多く、次いで17歳の39人(29.3%)、15歳の28人(21.1%)、14歳の20人(15.0%)、13歳の5人(3.8%)となった。

 一方コミュニティサイトでは、16歳の139人(25.5%)がもっとも多く、次いで17歳の118人(21.6%)、15歳の108人(19.8%)、14歳の107人(19.6%)、13歳の58人(10.6%)の順となった。さらに、12歳と11歳以下の被害者も合わせて16人(2.9%)おり、14歳以下の被害児童が181人と全体の3分の1を占め、コミュニティサイトにおける被害児童の低年齢化が顕著になっている。

コミュニティサイトによる被害児童数は減少するも低年齢化が顕著

《田崎 恭子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る