インドのタタモーターズは15日、8月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万7459台。前年同月比は3%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。
販売回復の要因は、商用車。タタの商用車の8月世界販売は、4万8023台。前年同月比17%増と、2桁の伸びを持続している。
一方、乗用車は引き続き不振。乗用車の8月世界販売台数は、3万9436台。前年同月比は11%減と、7月の24%減からマイナス幅は縮小したものの、落ち込みが続く。
インド国内では、超低価格車の『ナノ』が前年同月比85%減の1202台と大幅なマイナス。これは、工場のメンテナンスによる一時的な操業停止の影響だ。『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズは、15%増の3321台と、3か月ぶりに回復した。
また、傘下のジャガー&ランドローバーの8月世界販売は、前年同月比31%増の2万1242台。その内訳は、ランドローバーが43%増の1万7833台と、引き続き好調。一方、ジャガーは10%減の3409台にとどまっている。