英国のアストンマーチンが、トヨタ『iQ』をベースに開発したプレミアムシティカー、『シグネット』。今春から開始された同車の欧州での受注は、意外と伸びていないようだ。
これは19日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が報じたもの。同メディアの取材に応じたアストンマーチンのウルリッヒ・ベッツCEOは、「シグネットの販売実績には満足していない。シグネットはもっと売れていい車だ」と語ったという。
もともと、アストンマーチンオーナーのセカンド/サードカー需要を満たすために投入されたのが、シグネット。所期の目的を達していないとしたら、その理由は何か。
同CEOは、「シグネットには現在、生産上の都合で納車待ちが発生。これを嫌った顧客が、他社に流れている」と述べ、需要に見合う供給台数が確保できていない点に、悔しさをにじませている。