【フランクフルトモーターショー11】ドイツの大学から500kgの軽量EVコンセプト、 MUTE出現

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ミュンヘン工科大学のEVコンセプトカー、MUTE(フランクフルトモーターショー11)
ミュンヘン工科大学のEVコンセプトカー、MUTE(フランクフルトモーターショー11) 全 2 枚 拡大写真

13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11。自動車メーカーに交じって、地元ドイツの大学が、未来を見据えたEVコンセプトカーを初公開した。

画像:ミュンヘン工科大学のMUTE

このコンセプトカーは、ミュンヘン工科大学が出品した『MUTE』。2シーターの小型3ドアハッチバックボディのEVで、同大学の200名以上の学生が開発に取り組んだ。

まず注目できるのは、軽量な構造。MUTEのボディの単体重量は400kgで、バッテリーを含めても500kgだ。アルミ製フレームやCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製シャシーが、この軽さをもたらした。

モーターは最大出力20ps。しかし、軽量ボディのおかげで、0-60km/h加速6.8秒、最高速120km/hの性能を実現する。二次電池は、蓄電容量10kWhのリチウムイオンバッテリー。タイヤは走行抵抗を減らすため、115/70R16と非常に細い。

ミュンヘン工科大学は、「MUTEは未来のパーソナルモビリティの提案。現行の内燃機関搭載車よりも、コストを大幅に抑えた量産が可能」と説明している。

《森脇稔》

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