自工会志賀会長、年度後半の国内需要「市場の弱さは続いている」

自動車 ビジネス 国内マーケット
日本自動車工業会・志賀俊之会長
日本自動車工業会・志賀俊之会長 全 2 枚 拡大写真

日本自動車工業会の志賀俊之会長(日産自動車COO)は、27日に公表した今年9月から来年3月までの国内新車販売が前年同期に対し17%伸びるという予測について、「決して需要が戻ってきたということではない」との考えを示した。

志賀会長は同日開いた定例会見で、前年度比3.3%減の445万0300台とする2011年度の国内新車需要予測を公表。このうち会員各社が増産体制に入り供給制約が解消する今年9月以降は前年同期比17%増の293万2000台になるとの見通しを示した。

志賀会長は会見後、一部報道陣に対し年度後半の需要について「去年の9月7日にエコカー補助金が終わった後、強烈に落ち込んだことに対してのプラス部分と、震災後に生産が戻ってきた部分でのプラスの両方があり、それをどれくらいの比率でみるか、非常に難しい」と指摘。

その上で「去年の10月以降は前年に比べて2割、3割と落ちているので、それに対して17%では、本来的な戻しの所までいっていない。そういう意味で市場の弱さは続いている」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る