ブレーキ無し自転車「ピスト」摘発、乗っていたのはお笑い芸人

自動車 ニューモデル モビリティ

警視庁は28日、東京都目黒区内の都道でブレーキ未装着の競技用自転車(ピスト)を運転したとして、36歳の男を道路交通法違反(整備不良=制動装置不良)で摘発。交通違反切符を交付した。お笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳さんとみられる。

警視庁・碑文谷署によると、摘発を受けた男は28日午後0時5分ごろ、世田谷区等々力6丁目付近の都道で「ピスト」と呼ばれるブレーキを装着していない自転車を運転。車道を走行していたところ、秋の全国交通安全運動に絡んだ街頭警戒を行っていた同署員が発見した。

道路交通法や道路運送車両法では、ブレーキ無し自転車の公道走行は認められておらず、警察は道交法違反の現行犯で男を摘発。交通違反として処理した。今後、書類送検され、5万円以下の罰金が科せられる見込み。

ピストは以前から存在していたが、ここ数年はファッション的な要素から一部で流行していた。しかし、購入者が「ブレーキが無い」という危険性を熟知しているわけではなく、乗員が死傷する事故が相次いで発生したことから、警察庁が全国の都道府県警察に取り締まりや摘発を指導。警視庁管内だけでも2010年には約600件が摘発されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る