カリブ海に浮かぶ島国、キューバ共和国。同国で、自動車の売買の自由化が、52年ぶりに認められることになった。
キューバ政府は28日、声明を発表。キューバ国内での自動車の売買を、10月1日に解禁することを明らかにしたのだ。
キューバでは1959年の革命以後、一般国民の自動車の売買を原則禁止。革命以前からキューバ国内に登録されていた車に限って、売買が許されていた。そのため、キューバ国内では、1950年代よりも前に生産された古い車がほとんどという状態だった。
キューバのラウル・カストロ大統領は2011年4月、経済活動を段階的に自由化することを柱とした改革案を発表。今回の自動車売買の解禁も、その一環と見られている。