【CEATEC 11】日産スマートハウス「現実のものにほぼなりつつある」

エコカー EV
日産スマートハウスNSH-2012
日産スマートハウスNSH-2012 全 7 枚 拡大写真

日産自動車の鈴木伸典テクノロジーマーケティング室室長は4日開幕した「CEATEC JAPAN 2011」に出展中のスマートハウスについて「自給自足のエネルギーの生活システムが将来とか、近い未来ということではなくて、現実のものにほぼなりつつある」と強調した。

【画像全7枚】

日産が出展したスマートハウス『NSH-2012』は、高床式でモノコック構造の多面体居住スペースと、太陽光および燃料電池の2つの発電源に、電気自動車『リーフ』に蓄えた電気を組み合わせて使う電力供給システムで構成され、「外からの電力供給なしに生活できるようになっている」という。

鈴木室長は、太陽光などで作った電気をリーフに充電したり、またリーフの蓄電池から電気の取り出しを行う電力制御装置について「開発をほぼ終了しており、その製造、販売に向けて電機メーカーやホームメーカーなどに技術開示している最中で、年度内に発売したい」と説明。

その上で「これまで人を運ぶ、物を運ぶ、運転して楽しい、こういったものが自動車の価値となっていたが、今回の提案は走らせるだけではなくてエネルギーを上手に蓄えて自給自足のエネルギー生活をサポートする道具の一つになる。こういう新しい提案を現実のものとすべく現在計画を進めている」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. Singerのポルシェ911カレラクーペ、日本初公開へ…420馬力フラット6搭載
  4. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る