ホンダの伊東孝紳社長は9日、ツインリンクもてぎで開いた報道陣との懇談会で、ダイハツ工業の新型軽乗用車『ミライース』について「すごいと思う、根性入ってる」との感想を漏らした。
伊東社長は「考え方が良い。燃費を上げるけども値段も下げるというね、でも努力してできるだけ儲かるように車造りをしている。それはすごいと思う。やっぱり軽を造ってて『軽、命』というのと、我々のようにフルラインナップで持っているのとでは、根性の入り方が違うなという感じがしている」と述べた。
その上で「軽で競争力ある商品を出して、軽で儲かるようにならないと本当は伸びていかない。小さい車から大きい車を作るのは楽。大きい車ばかり造ってるところが、小さいもので性能の良いものはできるかもしれないが、本当に商売になるのかは難しい。やはり日頃体を鍛えてないといけないみたいなもので、ちゃんと小さいゾーンで戦っていける体質がものすごい大事」と強調した。