日産、ペダル踏み間違い防止技術を2年内に実用化[動画]

自動車 テクノロジー 安全
アラウンドビューモニターで駐車枠を検知し、アクセルペダルを過度に操作しても加速を抑制するとともに、ソナーで壁などの障害物を検知して、障害物の手前でブレーキが作動する。
アラウンドビューモニターで駐車枠を検知し、アクセルペダルを過度に操作しても加速を抑制するとともに、ソナーで壁などの障害物を検知して、障害物の手前でブレーキが作動する。 全 11 枚 拡大写真

日産自動車は12日、横須賀市の同社施設でペダルの踏み間違い事故を軽減するシステムなど、最新の安全技術を公開した。

このシステムは、4台の車載カメラで車両の全周囲をモニター上に表示する同社の「アラウンドビューモニター」を基に開発を進めている。駐車場などで運転者がブレーキと間違えてアクセルを踏むことによる事故の防止につなげる。

同モニターによりクルマが現存する場所を認識し、ペダルを誤作動した場合は、アクセルを踏み込んでも加速を抑制する。さらにソナーを搭載することで、壁などの障害物を検知し、自動ブレーキによりクルマが接触するのを防ぐ。

同社は2年以内の実用化を目指す方針。価格は、ごく小型のモニターを採用した場合は「数万円程度とし、普及によって事故防止につなげたい」(福島正夫電子技術開発本部エキスパートリーダー)という。

ペダルの踏み間違いによる事故は国内で年間7000件程度発生し、約1万人が死傷しているという。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る