【EVEX & CSF 11】ゼロスポーツの技術は車両統制で生きる

エコカー EV
トリトンVCU-P01。30kW・110Nmのモーターとチャデモ急速充電に対応可能な20kWhのリチウムイオン電池を搭載。最高速度90km/h、一充電航続距離180kmの性能を持つ。
トリトンVCU-P01。30kW・110Nmのモーターとチャデモ急速充電に対応可能な20kWhのリチウムイオン電池を搭載。最高速度90km/h、一充電航続距離180kmの性能を持つ。 全 4 枚 拡大写真

夢半ばで散ったEVベンチャーのゼロスポーツ。そのEV開発に関わった技術スタッフの多くを招いたのが四国の渦潮電機株式会社であった。

旧ゼロスポーツの人材を元に渦潮電機の100%子会社として2011年6月に生まれたのがトリトンEVテクノロジー株式会社だ。本社を愛媛県今治市に置き、EV研究所を岐阜に構える。

そのトリトンEVテクノロジーがEVEXに参加。同社のEV研究所の青山周平氏に話を聞いた。

「トリトンEVテクノロジーは、車両販売ではなく、コンバージョンの技術を提供してゆきたいと思っております。コンバージョンに必要なパーツはモーターやインバータ、バッテリーなどがありますが、最終的には総合的に制御管理する必要があります。それを、私どもが開発した車両統合制御システム『VCU(ビークル・コントロール・ユニット)』で行っていただこうというわけです」と青山氏。

最終的に車両を購入するカスタマー向けではなく、B to Bの色合いを強めるというのだ。

また、展示だけでなく、来場者向けの試乗車としてスバル『サンバー』をベースとしてコンバージョンEVも用意。自社で開発した車両を走らせることで、技術力の高さをアピールしていた。

《鈴木ケンイチ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る