【新聞ウォッチ】ソーラーカー豪州レースで東海大V2、篠塚建次郎氏も貢献

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年10月21日付

●カダフィ氏死亡、リビア中部、逃走中に空爆、評議会発表(読売・1面)

●羽田国際化道半ば、新ターミナル開業1年、少ない欧米便(読売・8面)

●パナソニックTV事業縮小、価格急落・円高響く(朝日・11面)

●タイ洪水、車減産1日6000台、自工会試算、早期再開見込む(毎日・7面)

●リコール部品また装着、三菱ふそう、380台届け出(毎日・30面)

●バンコクも浸水、北部県では東芝も被災(東京・3面)

●インドネシア4割減産、トヨタタイ洪水で来週1週間(東京・7面)

●ソーラー車、東海大V2、豪州縦断レース3000キロ走破(東京・30面)

●初代「のぞみ」来春引退(東京・30面)

●太陽電池増産を撤回、パナソニック、円高で採算悪化(日経・1面)

●三菱自動車、営業益4倍、4〜9月予想上回る280億円(日経・9面)

●三菱自動車エンジン燃費を12%改善(日経・9面)

●ホンダ、国内10万台増、来年度販売70万台に、「軽」中心に攻勢(日経・11面)

●主力ミニバン、海外初生産、トヨタ、インドネシアで(日経・11面)

●日野自動車、営業益3割増、7〜9月、トラック生産が回復(日経・15面)

●大型トラックをいすゞリコール(日経・38面)

ひとくちコメント

42年にわたって独裁政権を続けてきたリビアのカダフィ大佐が死亡したというビッグニュースが流れて、きょうの日経を除く全紙が1面トップで「カダフィ大佐死亡」を報道。「内戦状態にあったリビアは今後、評議会を軸に新たな国造りを本格化させる」(朝日)などと、リビア国民は祝福ムードのようだ。

一方で、比較にはならないが、オーストラリアでは、世界最大級のソーラーカーレースで、東海大学のチームが2009年の前回大会に続き2大会連続2度目の栄冠を勝ち取ったのも喜ばしいニュースだ。

共同配信の写真と時事の記事を掲載した東京を除くと、きょうの各紙の取り上げ方が小さいのは残念だが、記事によると、レースは、太陽光だけを動力源としたソーラーカーで内陸の砂漠地帯を約3000kmを走り抜けるもので、今回は世界各国から37台が参加し、16日にダーウィンを一斉にスタート。レースは序盤、東海大とオランダ、米国の上位3チームの接戦となったが、東海大が一歩リードする展開で逃げ切ったという。

見逃せないのは東海大のソーラーカーには、住宅の屋根用にも使われているパナソニックの太陽電池を搭載。車体の材料として東レから炭素繊維の提供を受けた。車体重量を140kgと前回より20kg減らし、車幅を狭めて空気抵抗も小さくしたという。さらに、東海大OBでラリードライバーの第一人者の篠塚建次郎氏もハンドルを握ったそうで、往年のモータースポーツファンにもたまらないレースだったようだ。今回は東海大学のチーム以外にも日本から芦屋大チームと沖縄県立南部工業高の生徒らを中心としたチームが参加しているが、現時点での順位は定かではない。

《福田俊之》

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