マウンテンバイクで歩行者はねた男、重過失致死で書類送検

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今年7月、神奈川県相模原市中央区内の市道で、自転車(マウンテンバイク)乗車中に歩行者との出会い頭衝突を起こし、1週間後に死亡させたとして、神奈川県警は20日、同区内に在住する34歳の男を重過失致死容疑で書類送検した。

神奈川県警・相模原署によると、問題の事故は2011年7月15日の午前7時25分ごろ発生している。相模原市中央区上溝付近の市道で、50歳の女性が自転車を押しながら道路に隣接する自宅敷地内から進出したところ、市道を走行してきたマウンテンバイクと出会い頭に衝突した。

女性は転倒した際に頭部を強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく1週間後の22日に死亡した。

警察ではマウンテンバイクに乗っていた同区内に在住する34歳の男から事情を聞いていたが、調べに対しては「女性が進出してきたことに気づかなかった」、「ブレーキを掛ける間もなかった」などと供述していた。

さらに調べを進めたところ、マウンテンバイクは衝突の直前、自転車の平均的な移動速度(10〜15km/h程度)を上回る20〜25km/h程度の速度を出していたことが判明。道路沿いの住宅や施設、交差道路などから人や他車両が進出してくることも予見できるため、男に安全確認の怠りがあったものと判断し、重過失致死容疑での書類送検を決めた。

《石田真一》

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