双日、ドイツでメガソーラー事業を開始…発電能力年間24メガワット

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ドイツ・ミックスドルフの太陽光発電所
ドイツ・ミックスドルフの太陽光発電所 全 2 枚 拡大写真

双日は24日、ドイツの首都ベルリンから南に約100kmに位置するミックスドルフでメガソーラー大規模太陽光IPP(独立発電事業者)事業を開始したと発表した。

総事業費は5700万ユーロ(約63億円)で、年間発電能力は24メガワットと、ドイツ最大クラスのメガソーラー事業となる。双日はドイツ南部のベッツヴァイラーで年間発電能力3メガワットの太陽光発電事業を進めており、ドイツでは今回が2例目となる。

双日が設立した「ソーラーパークミックスドルフ発電所」は、約80ヘクタールの土地に、太陽光パネルを約10万枚敷き詰める大規模発電所で、今年7月末に完工し、同月から稼働を開始した。

双日は、ドイツの電力公社イオン・エディスと20年間の長期売電契約を締結しており、同発電所で発電した電力は、ドイツのフィードインタリフ(固定価格買い取り制度)に定められた0.2207ユーロ/kWh(約24.2円)で買い取ってもらう。

また、今回の発電所の設計、調達、建設・試運転は、欧州の太陽光発電事業で双日と提携関係にあり、ドイツの大手太陽光発電事業会社であるヴィルソルが実施した。

双日では2009年から始まる中期経営計画で、環境・新エネルギー分野を「新規育成分野」と位置付け、2011年4月から専門組織「環境・都市インフラ推進室」を立ち上げた。同室は、スマートビジネス分野に注力し、環境配慮型の社会・生産インフラの整備・運営やIT技術革新に高付加価値サービスの提供による収益確保を目指している。

また、太陽光発電事業で得たノウハウを生かし、太陽光バリューチェーンの構築を進めるとともに、その他の再生可能エネルギー事業にも取り組んでいく。

《レスポンス編集部》

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