[e絵本]山古志村のマリと三匹の子犬

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
山古志村のマリと三匹の子犬
山古志村のマリと三匹の子犬 全 6 枚 拡大写真

 新潟県中越沖地震から今月10月23日で7年目を迎えたのにあわせ、絵本アプリ「山古志村のマリと三匹の子犬」がApp Storeにて販売開始された。iPhone/iPad対応で1,000円。

 物語は、母犬マリと子犬たち、家族の被災当時の実話を元にしている。主人公マリは、棚田が美しい新潟県山古志村(現・長岡市山古志地区)に暮らす犬。家族が見守る中、3匹の赤ちゃんを出産し、幸せのただ中にいた。

 ところが出産日の夕方、M6.8の大地震が村を襲い、穏やかだったマリの日常は一変する。窮地に立たされた母犬の姿に、読者は動物の守る本能、生きる本能、そして様々な絆の存在を改めて認識させられる。東日本大震災が記憶に新しい今、よりリアリティをもって読む人も多いことだろう。

 本アプリではストーリーに加え、読み手を作品世界に引き込むための機能が充実。画面にタッチして絵柄の動きを楽しむほか、挿入歌つきのアニメが差し挟まれるなど、工夫が盛りだくさんだ。巻末には、実際のマリと子犬たちの姿を収めたフォトアルバムもある。

 全66ページ。小学校低学年ごろの、長めの読み物に興味が出始めた子どもと読むには、もってこいだ。秋の夜長に絵本アプリで、親子の会話を楽しんでみてはいかがだろうか。

山古志村のマリと三匹の子犬/文藝春秋
価格:1,000円
条件: iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.0 以降が必要

【e絵本】震災の困難乗り越えた母犬の物語「山古志村のマリと三匹の子犬」

《寺島 知春》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る