アウディは27日、欧州において、『A4』シリーズの改良モデルの概要を明らかにした。
現行A4シリーズは2007年9月、『A4セダン』がフランクフルトモーターショーで発表。ステーションワゴンの『A4アバント』は、2008年3月のジュネーブモーターショーで登場した。デビューから約4年を経た今回、初の大がかりな改良が施された。
外観は、フロントを中心にフェイスリフト。シングルフレームグリルは六角形デザインとなり、新デザインのバンパーやヘッドライト、ボンネットフードが採用された。新型『A6』のモチーフを反映させたフロントマスクだ。リア周りでは、テールランプやバンパーのデザインが見直された。
インテリアでは、ステアリングホイールが新デザイン。レザー製のスポーツステアリングホイールは、フラットボトムとした。クロームのトリムが随所に配され、クオリティを高めている。
欧州仕様のエンジンは、ガソリン4、ターボディーゼルの「TDI」が6の、合計10ユニット。改良により、燃費は平均で11%改善する。
ガソリンの主力ユニット、直噴1.8リットル直列4気筒ターボ「TFSI」の高出力版は、最大出力170ps、最大トルク32.6kgmを発生。欧州複合モード燃費は17.86km/リットル、CO2排出量は134g/km。アウディによると、燃費は従来比で19%向上しているという。