パナソニック電工は、系統電源と太陽電池の双方から充電可能で、災害などの停電時も継続的に電力を供給することができる「公共・産業用リチウムイオン蓄電システム」(蓄電容量15kWh)を12月15日から受注を開始する。
災害時、避難所となる学校や公共施設などでは、停電時の電源の確保が必要で、継続的に電源供給が可能な太陽光発電と連系する蓄電システムへのニーズが高まっている。
今回発売する蓄電システムは、各接続機器への電源供給(停電時・平常時)を太陽電池・蓄電池・系統電源で行うとともに、これらを接続機器の状況に合わせて最適にマネジメントする。長期の電源確保と最大電力需要時の系統電力量を抑制できる。
三相200V、単相100V/200Vのマルチ出力機能を備え、さまざまな機器に使用できる。
価格は808万5000円で、2012年度に500台の販売を目指す。