日野白井社長、洪水は11月中に部品対策できれば…

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日野自動車の白井芳夫社長は28日の決算発表の席上、タイ洪水の業績への影響について「11月末までに部品調達の問題が解消できれば、今年度の収益計画は達成できる」との見通しを示した。

日野はタイに工場進出しており、同工場では一部部品の欠品により10月14日から稼動を停止している。一方、国内工場については日野車への影響は出ていないものの、トヨタ自動車からの受託車生産については24日から残業を取りやめている。

タイ工場や日本向けのトラック部品については電子部品を中心に供給が止まっているものがあり、現在250点ほどの品目について今後の影響などを精査している。

11月末までの部品は在庫等により手当てがついているため、12月に入るまでに部品調達の対策が完了すれば、生産上の大きな影響は出ない見込み。14日以降のタイ工場での減産は28日までで600台となっている。

《池原照雄》

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