ホンダ フリード 一部改良…ユーザーが喜ぶ乗車定員

自動車 ニューモデル 新型車
フリード・ハイブリッド
フリード・ハイブリッド 全 8 枚 拡大写真

ホンダ『フリード』シリーズは、マイナーチェンジに伴い乗車人数の変更が行われた。

開発責任者の安木茂宏氏は、快適性を追求するにあたって、「より快適な一人一人の居住空間を提供するか、それとも、ミニバンとして多くの人を乗せられるべきかについて、(ターゲットユーザーに対し)徹底的に調べました」という。

その結果、「8人乗りを選んでいるユーザーは、乗車定員の多さよりも、例えば、赤ちゃんのおむつ替えをしたり気軽に手荷物を置いたりすることが出来る、2列目にベンチシートがあることを重視する。7人乗りでは、車内を自由に行き来することが出来るウォークスルー機能を重視している」ことが分かった。

つまり、乗車人数よりもゆったり過ごせる快適空間を提供したほうが、よりユーザーに喜んでもらえるということなのだ。

そこで、新型フリードでは、ユーザーの目的に合わせ、7人乗りでは2列目をベンチシートに、6人乗りではウォークスルーを設定。5人乗りに関してはスパイクでの対応を踏襲した。

また、フリードの3列目は3人掛けをやめ2人掛けとする代わりに、快適性と使い勝手を両立させた。「シートクッションの大型化、センターアームレストの追加などにより、ゆったりとくつろげる空間とし、中央にはゲームやカメラなどの小物を収納できるポケットを装備。そのポケットは子供が寝転がっても痛くないソフトな素材にしました」

そして、「2列目も一人ひとりの快適性を高めるため、キャプテンシート(6人乗り)では外側にアームレストを追加。また、ベンチシート(7人乗り)では3席ともにヘッドレストと3点シートベルトを装備」させることで、それぞれのシートがさらに快適にかつ安全に乗車できるという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る