【グッドデザイン11】重粒子線治療施設…おもてなしをデザイン

自動車 ビジネス 企業動向
東芝、放射線医学総合研究所、日本設計による「重粒子線照射システムおよび粒子線治療施設」
東芝、放射線医学総合研究所、日本設計による「重粒子線照射システムおよび粒子線治療施設」 全 9 枚 拡大写真
10月29日、東京ミッドタウンにおいて「グッドデザインプレゼンテーション・グランドステージ2011」が開催され、「新治療施設および重粒子線治療システム」について、東芝の井上雅弘氏と日本設計の高橋正泰氏がプレゼンテーションを行った。

「新治療施設および重粒子線治療システム」は、放射線医学総合研究所が、重粒子線治療の普及を目指し、技術、施設、装置、情報システムすべてを一新するのに合わせ、世界に誇る高度先進医療として治療環境そのものをデザインした。

東芝の井上氏は「“おもてなし”をコンセプトとし、不安を抱える患者さんに対する細かい気配りを図ることを目指した」、「治療環境そのものをデザインすることで最先端の医療サービスを実現し、日本における医療の質の高さを世界に発信することで、医療産業全体の国際競争力を高め日本経済へ大きく貢献することを期待している」と述べた。

日本設計の高橋氏は、「今回のプロジェクトでは、建築設計者、装置デザイナー、治療者が丸く一緒になって建築装置をデザインを検討し、装置は全く新しくデザインし直しました」など、建物を構成する“林”“光”“まる”の3つの要素について説明した。

2011年度のグッドデザイン大賞候補は、パナソニックの「LED電球」、サムスン電子の「3DスマートLEDテレビ」、JR西日本とJR九州の「N700系7000/8000番代新幹線」、放射線医学総合研究所、東芝、日本設計の「新治療施設および重粒子線治療システム」、日本マイクロソフトの「Xbox360向けKinect」、ホンダの「カーナビによる東日本大震災での移動支援の取り組み」、の6つ。

グッドデザイン大賞は“2011年を象徴するデザイン”として、審査委員、受賞企業のほか、一般からの投票により決定される。一般からの投票は、10月28日~11月6日の期間、東京ミッドタウンにて開催中の受賞展「グッドデザインエキシビション」会場にて受付けている。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 【アルファロメオ ジュニア 新型試乗】「蛙の子は蛙」でもやっぱりアルファロメオを選びたくなる理由…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る