ホンダ池専務、世界で販売への影響をミニマムに

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダのタイ工場で生産する「ブリオ」(バンコクモーターショー11)
ホンダのタイ工場で生産する「ブリオ」(バンコクモーターショー11) 全 2 枚 拡大写真

ホンダの池史彦取締役専務執行役員は31日の決算発表会見で、タイの洪水が4輪販売に及ぼす影響について「全世界でその影響をミニマムにしたい」と強調した。

同社は、洪水の影響によるタイの4輪工場の生産停止が長引く一方、同国での部品が他国での生産に影響を与え始めていることから、同日、今期の業績予想を「未定」とした。

タイの能力は年24万台で、この秋口から日産1000台規模のフル生産に入った矢先だった。仮に今年度下期末まで生産が止まると、12万台の影響となる。ただ、タイ生産の車両は『シティ』と『ブリオ』を除けば他の国でも生産しており、ホンダは今後、代替生産の準備を急ぐ方針でいる。

同社は東日本大震災で大幅に減少した在庫の積み上げを推進しており、今年度末には世界で30万台から40万台の在庫を確保する計画だった。池専務は計画までは行かないにしても、販売への影響は最小限にとどめたい意向を示した。日本の販売は、年度初めの計画である60万台を堅持している。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る