日産西川副社長「マーチ の納期は2週間以上遅れる」
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西川副社長によると、日産のタイ工場は直接洪水の被害がないものの、部品メーカーが約120社浸水。さらに120社ほどこれから浸水のリスクがあるという。それによって、供給されなくなった部品点数は3500超に及んでいるそうだ。
「これまで代替部品はないか、金型を水中から引き上げられないかなどいろいろ行ってきた結果、日産のタイ工場については11月14日に生産を再開できるめどがついた。そこから順次生産を増やしていくが、キャッチアップできない分が4万台ぐらい出る」と西川副社長。
その中には日本向けの『マーチ』も含まれており、「11月後半から12月にかけてパイプラインが薄くなる」という。14日からの生産再開でマーチを優先的に生産する方向だが、それでも納期が遅くなってしまうのは避けられないそうだ。
《山田清志》