【新聞ウォッチ】マジですか? トヨタ プリウス 実質12万円値上げ

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トヨタ・プリウスS
トヨタ・プリウスS 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全2枚】

2011年11月4日付

●ギリシャ国民投票回避も、支援策議会の承認条件に(読売・1面)

●タイ浸水1カ月、精密工場、汚水の海(読売・2面)

●トヨタ、タイ工場再開へ月末にも(読売・2面)

●京急VSモノレール、羽田どっちで行く?(読売・27面)

●東電、臨界を否定、核分裂散発的と判断、福島2号機(朝日・1面)

●軽自動車熱い争い、国内で人気各社が強化(朝日・7面)

●ホンダ「N360」復刻、来年3月投入、軽販売強化(産経・9面)

●プリウス改良12万円値上げ(産経・9面)

●横須賀の路上、車両炎上6人死亡、大人2人、子ども4人か(東京・25面)

●TPP思惑交錯、交渉参加調整大詰め(日経・5面)

●タイ洪水、物流にも影響(日経・11面)

●トヨタ生産調整7日以降も継続、日本など7カ国で(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車がハイブリッド車(HV)『プリウス』の値上げに踏み切るという。月内にも実施する一部改良車種の投入にあわせ、国内販売の最低価格を現在の205万円よりも12万円高い217万円に引き上げる模様だ。3日の朝日朝刊が報じたほか、きょうの産経、日経なども取り上げている。

記事によると、値上げ幅は低価格帯の「L」と中位の「S」シリーズが12万円、上位モデル「G」シリーズが2万~7万円。最低価格は約6%の値上げとなるそうだ。「モーターやバッテリー電池に使うレアアース(希土類)をはじめ、鉄鋼などの主要な原材料の価格が高止まりして生産コストが膨らんでいることも、値上げを決断した背景にある」(日経)とみられる。

来週8日に発表する2012年3月期の中間決算では、単体での通期決算が4期連続の赤字となる見通しで、国内事業の立て直しが喫緊の課題。看板車種の値上げなどで収益改善を急ぐとしている。

2009年春に発売した現行の3代目プリウスは、抜群の環境性能とともに、当時、ホンダが先行販売したHV車『インサイト』の価格189万円を意識して、豊田章男社長のツルの一声で急きょ、205万円の廉価に“改定”。このため「販売台数が驚異的に伸びても利益幅は薄かった」(都内の販売店)という。

今回、改良車種の投入を機に値上げに踏み切ることで収益の改善につなげる目論見のようだが、一方で、プリウス離れが加速する懸念もある。値上げによって、音を上げるようではシャレにもならない。

《福田俊之》

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