【距離別料金】首都高速と阪神高速、課金方法が違う

自動車 ビジネス 国内マーケット

首都高速と阪神高速が12年1月1日から、距離の応じた課金に変わる。NEXCO系の高速道路ではおなじみの料金制だが、首都高速と阪神高速では同じETCを使っても課金の方法が違うので、注意が必要だ。

両者とも請求の基本は、乗り入れた入口料金所と、高速を降りた場所の出口アンテナの距離だ。しかし、簡単にいうと、首都高速は出口アンテナ後払い制で、阪神高速は入口料金所前払い制になる。

首都高速では、入口の料金所では課金は0円。均一料金制の現在はその金額が表示されているが、新料金制に以降した後は料金は表示されない。出口アンテナを通過した時、距離に応じた料金が請求される仕組みだ。

一方、阪神高速では入口料金所を通過した時に、現金車と同じ最高額が請求される。表示は均一料金から距離制の最高額になる。それに満たない利用距離の場合は、出口アンテナを通過した時、料金を差し引く形で清算される。いきなり入口で900円(普通車)、1800円(大型車)という表示が出るが、そのまま請求されるわけではない。

問題は、両者ともに請求状況が利用者にわかりにくいことだ。NEXCO系の高速道路では出口にも料金所があるため、通過したときに料金が表示されるが、首都高速、阪神高速ともに、利用距離を出口アンテナで判定するため、料金が表示される設備はない。

音声機能のある車載器以外では「料金は××円です」とアナウンスがあるが、それ以外の車載器の利用者は、インターネット上の履歴照会やETCカード利用の請求書などで確認する必要がある。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る