自工会志賀会長「日本市場のどこが閉鎖的?」

自動車 ビジネス 国内マーケット

日本自動車工業会の志賀俊之会長は11月15日の会長会見で、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)で米国政府が日本に自動車の市場開放を求めている点について「どの点で日本市場が閉鎖的と言っているのか、おうかがいしたい」と述べた。

日本政府がTPP交渉への参加を決めたことから、米国通商代表部は自動車と牛肉の市場開放、日本郵便のかんぽ生命保険の見直しを求めたとされる。

志賀会長は、このうちの自動車を問題視し「日本への自動車の輸入関税はゼロで完全に解放されている。むしろ輸入車は認証プロセスでPHP制度によって特別に優遇されており、日本のディーラーも輸入車を扱うことを制限していない」と反発。「どこを閉鎖的と言っているのか、具体的な中身を知りたい」と述べた。

さらに日米自動車摩擦の再燃になるとの指摘については「輸入車の中で欧州車は増えている。我々も輸出したい市場では積極的に市場での顧客のニーズに照らして計画を作って販売している。(米国車の)台数が出ていないから閉鎖的とはならない」と述べ、日本での米国車のシェアが低いのは米国メーカーの努力不足や競争力の無さが原因と指摘する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る