16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11。ショーの開幕を告げる恒例の基調講演には、マツダの山内孝 社長兼CEOが登壇した。
山内社長の口からは、3月の東日本大震災後、早期に生産体制を回復させたこと、2015年度までに世界新車販売を170万台へ引き上げること、SKYACTIVテクノロジーを推進することなどが明かされた。
注目できるのは、同社長がロータリーエンジンについて触れた点。山内社長は「マツダは今後も、ロータリーエンジン搭載車をラインナップしていくつもりです」と、力強く宣言したのだ。
マツダは2011年10月、2012年6月をもって『RX-8』の生産を終了すると発表。ただし、ロータリーエンジンの研究と開発は続けるとしていた。今回の山内社長の発言は、あらためてロータリーの火は消さない方針を示したものとして、注目できる。