ホンダのハイブリッド専用モデル『インサイト』は一部改良を機に1.5リットルモデル「インサイト・エクスクルーシブ」が追加された。11月11日の発売から1週間の受注状況では1.5リットルモデルの比率が65%に達している。
インサイトの営業を担当する片岡昌直氏によると1.3リットルモデルと1.5リットルモデルの比率に関して「もともとは半々くらいと想定していたが、直近の1週間の状況は1.5リットルが全体の65%を占めている」という。
インサイトの開発責任者である大窪毅氏は「インサイトの中でも燃費を重視するお客様は1.3リットル、走りを楽しみたいお客様は1.5リットルという棲み分けをできるようなバリエーションにした」と、1.5リットルモデルを追加した背景を明かす。
1.3リットルモデルと1.5リットルモデルの価格差は15万円。大窪氏は「ワインディングや高速の合流とか追い越しで一番わかるんですけど、市街地でも踏み込んだとたんに違いを感じて頂ける。価値のある15万だと思う」と胸を張る。
その1.5リットルモデルだが日本市場専用で、海外に投入する計画は今の所ない。大窪氏は「例えばヨーロッパ市場で1.5リットルはCカテゴリーになるので、もっと性能を高くしないと戦えないという声があったり、CO2も100gを超えてしまい燃費のイメージも逆に悪さするんじゃないか」といった理由をあげた。