【ロサンゼルスモーターショー11】インフィニティ Gコンバーチブル にもIPL…AMGやMに対抗

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インフィニティG37コンバーチブルIPL(ロサンゼルスモーターショー11)
インフィニティG37コンバーチブルIPL(ロサンゼルスモーターショー11) 全 9 枚 拡大写真

日産自動車の高級車ブランド、インフィニティは16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11において、『G37クーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)のオープンモデル、『G37コンバーチブル』の「IPL」を初公開した。

IPLは、「インフィニティ・パフォーマンス・ライン」の略。エンジンや足回りなどに専用チューニングを施し、インフィニティのスポーツ性能を高めた新シリーズだ。メルセデスベンツのAMGや、BMWのMのような位置づけを狙う。

2010年8月、第1弾として登場したG37クーペに続いて、今回インフィニティはG37コンバーチブルをIPLの第2弾モデルに指名。「VQ37HR」型3.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンは、さらなる高性能を目指してチューニング。その内容は、30%の排圧低減を実現するハイフローエグゾーストの採用、エンジンマネージメントやイグニッションタイミングの変更などである。

これにより、最大出力343ps/7400rpm、最大トルク37.8kgm/5200rpmを獲得。ベース車両に対して、最大出力は18ps、最大トルクは0.8kgm向上した。トランスミッションは、パドルシフト付きの7速ATだ。

足回りは、専用サスペンションを装備。スプリングレートは前14%、後ろ4%アップし、ダンパーの減衰力も見直された。ブレーキは大容量化し、専用ステアリングギアレシオを採用。足元は7スポークのグラファイト仕上げアルミホイールに、19インチのブリヂストン「ポテンザRE050A」タイヤの組み合わせだ。

外観は、エアロダイナミクス性能の向上をテーマに、前後バンパー、サイドスカート、リアスポイラーを専用デザイン。インテリアは、ブラックまたはレッドのレザーシートや、アルミペダル&トリムなどが標準装備される。

G37コンバーチブルのIPLは、米国では2012年春に発売。インフィニティのベン・プール副社長は、「IPLによってG37コンバーチブルのパフォーマンスは劇的に引き上げられた」とコメントしている。

《森脇稔》

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