トヨタ自動車は、米国生産子会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)が設立25周年を迎え、記念式典を現地時間11月19日10時40分(日本時間20日0時40分)から実施したと発表した。
記念式典は、ケンタッキー州にあるキーンランド・ホールでコリンズ元州知事をはじめとする政府関係者、地元関係者や近隣サプライヤーらが出席した。
式典でトヨタの張富士夫会長は「我々は苦しい時も共に手を携え、困難に立ち向かってきた。この先の25年もそうありたい」と述べた。
TMMKは1986年に北米初のトヨタ単独での車両工場として設立、累計生産台数は約870万台になる。現在は『アバロン』、『カムリ』、『ヴェンツァ』を組み立てているほか、直4とV6のエンジンも生産している。生産能力は年産50万台で、従業員数は約7600人。2001年には、ゲイリー・コンヴィス氏が社長に就任するなど、現地人材の登用もいち早く推進してきた。
TMMKは設立25周年を記念し、地域の団体や大学に計10万ドルの寄付と、新型「カムリ・ハイブリッド」を寄贈するほか、従業員やその家族を対象にした式典も同日17時45分(日本時間20日7時45分)から同州ラップ・アリーナで実施し、従業員とともに25周年を祝った。