ホンダの中国合弁会社である広汽ホンダは、同社が4月に立ち上げた新ブランド「理念」から販売している『S1』がおよそ1万8000台販売されていることを明らかにした。
理念ブランドは2011年4月に立ち上がったが、震災やタイの洪水の影響による部品の不足などが影響し、スタートアップに苦戦を強いられた。
広汽ホンダの神子柴寿昭総経理は「震災などで心配はあったが、販売は計画通り」と話す。
「理念は小さく生んで大きく育てる」と話す神子柴氏。「広汽ホンダを預かっている立場からすると、必ずしも低価格帯が理念ブランドではない」という。「今後については試行錯誤しながら方向を見定めることになる。アジア戦略車である『ブリオ』を、中国で販売するという話にはなっていないが、中国でも車両のスモール化はトレンドになる可能性はある」とした。