アウディ e-tron、ターンパイクを封鎖…ロータリー搭載レンジエクステンダー

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アウディのEV『A1 e-tron』。小型ロータリーエンジンで発電し、走行距離を250kmに延長する。
アウディのEV『A1 e-tron』。小型ロータリーエンジンで発電し、走行距離を250kmに延長する。 全 10 枚 拡大写真

アウディジャパンは22日、電気自動車のプロトタイプ『e-tron』の試乗会を開催したと発表。同試乗会は、11月16~18日の3日間、TOYO TIRESターンパイク(神奈川県小田原市)を全面貸切として実施された。

試乗会当日は、ドイツ本社より空輸した『A1 e-tron』と『A3 e-tron』の2種類のプロトタイプを用意。

A1 e-tronは、発電をしながら走行距離を延ばすレンジエクステンダー付きの電気自動車。車両状況に応じ小型ロータリーエンジン(254cc)がバッテリーを充電し、航続距離を最大で250kmまで延長する。搭載される電気モーターは最高出力75kW、最大トルク240Nmを発生、最高速度は130km/hに達する。なお、最初の50kmは電気モーターのみでの走行も可能。エクステリアの特徴は、「隈取り」のような赤いラインを持つ攻撃的なヘッドライトだ。

「A3 e-tron」は、26.5kWhのリチウムイオンバッテリーとモーターのみで駆動する電気自動車で、航続可能距離は135km(欧州のNEDCモード)。リアシート下とセンタートンネル部分にバッテリーを配し、室内、荷室空間を犠牲にすることなく5名乗車を実現した。最高出力は85kW、最大トルクは270Nmを発揮、最高速度は146kmとなる。

アウディでは、ドイツ本国ですでに「A1 e-tron」の実証実験を開始、2012年末には『R8 e-tron』を、2014年にはプラグインハイブリッドの市販化も予定している。今回、日本に上陸したA1 e-tron と A3 e-tron はプロトタイプで、発売、日本市場への導入時期などについては未定としている。

尚、A1 e-tronは、12月3日より開幕する東京モーターショー一般公開日に、アウディブースに展示される予定だ。

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