【東京モーターショー11】アイシンAW、次世代ナビのコンセプト“NBSS”を訴求

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NHZA-W61G
NHZA-W61G 全 12 枚 拡大写真

アイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)は30日より開幕する東京モーターショー2011に他のアイシングループと共同でブースを出展、「NBSS(Navi Based System & Service)」と呼ぶコンセプトのもと、さまざまなデモンストレーションを披露する。

【画像全12枚】

同社がコンセプトとして掲げるNBSSとは「ドライバーをナビ(Navigating the Driver)」「クルマの動きをナビ(Navigating the Vehicle)」そして「情報をナビ(Navigating Information)」の3つのサービスを、同社独自の技術により実現するというもの。道案内としてのカーナビゲーションだけではなく、ドライバーにとってのベストパートナーとしてのNAVIを目指す。

同社では、このコンセプトを実現するための技術として「画像認識技術&高精度ロケーションを使ったナビ、エコ運転支援」「ナビ・AT協調制御、ナビ協調HV制御などのナビマチック」「マップオンデマンド、プローブ技術」を独自に開発、実用化してきた。

NBSSの実現によって、これまでの“点”のサービスであったLBS(Location Based Service)とは一線を画した新サービス・システムの構築を目指す。つまり目的地とルート情報を加えた“線”とすることで、未来(先のこと)を予測してドライバーや車両に価値ある情報を提供することが可能になり、ナビゲーションに新たな機能・サービスを付加できるとしている。

さらには、スマートフォンとつながったサービスを提供することでクルマを降りてからのナビゲーションまでサービスの範囲を広げ、あらゆる生活フィールドにシームレスに使えるオールラウンドなサービスの実現を目指す。

今回、モーターショーでは「トヨタ純正日本向けMOP(メーカーオプション)ナビ」「トヨタ純正日本向け用品ナビ(『NHZA-W61G』)」「トヨタ純正欧州ナビ」「アウディ純正中国向けHDDナビ」「GM純正北米向けナビ」などの実機展示に加えて、国内向けにサービスを提供しているiPhone向けカーナビアプリで、近日中に8回目のバージョンアップを予定しているという「NAVIelite(ナビエリート)」を出展。製品のデモンストレーションを通じてNBSSのコンセプト浸透と技術力を訴求する。

《北島友和》

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