大型車グローバルミーティング…燃費基準の統一を当局に呼びかけ

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東京モーターショー2011 日野ブース
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米国・欧州・日本の大型商用車メーカーとエンジンメーカーは11月29日、東京で第9回大型車グローバルミーティングを開催した。

世界の主要な大型商用トラック・エンジンメーカーは、道路貨物輸送関連のエネルギー効率を効果的に改善し、燃料消費量を削減するために基準調和の促進、欧州、米国、日本の規制当局間で協力を密にすることを呼びかけていくことで合意した。

10社を超える世界のメーカー首脳が東京に集まり、業界が直面している様々な重要課題として燃費改善、温室効果ガスの排出削減、ディーゼル燃料規格、大型車、エンジンの規制と認証に関連したテーマについて議論した。

会議は日本自動車工業会大型車特別委員会の竹内覚委員長(UDトラックス社長)を議長として開催。商用車メーカーが直面している重要課題に取り組むため、グローバルな案件について議論した。

竹内委員長は会議を総括して「エンジン及び商用車メーカーは経済危機を克服しつつ、排出ガスの低減、燃費の改善に成果をあげてきている。我々はグローバルな課題である温室効果ガスの削減を推し進めるために、試験法や基準の調和に向け、速度を上げて取り組んでいくことを確認した。そして、政府と業界間の協力こそが、この目標達成のための最善の方法である」と述べた。

また、各メーカー首脳は重量車排出ガス試験法の拡大や、重量ハイブリッド認証法であるHILSの基準調和に向けた国連での取り組みについて、政府と連携していくことに合意した。また、ディーゼル燃料規格の基準調和については国連での取り組みの進展を受け、燃料規格の整備に向けた継続的な議論の必要性を確認した。さらに温室効果ガス排出削減については早急な取り組みの必要性を共有した。

《レスポンス編集部》

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